顔面神経麻痺とは、顔面神経の通り道が損傷し、顔の片側が麻痺したり口がゆがんだりする症状をいいます。
顔面神経は、運動神経と感覚神経がともに働く混合神経で、約7,000本の神経線維からできています。
顔面神経麻痺は、顔面神経の通り道に損傷が生じたり、その周りの組織が弱って神経の流れが滞ったりしたときに起こります。
損傷した顔面神経の通り道は、神経の回復力が高ければ早く回復します。
しかし、睡眠不足、過労、ストレス、糖尿病、血液循環の問題、免疫力の低下などの要因で
神経の回復力が落ちると、顔面神経の信号の伝わり方に問題が生じ、顔面神経麻痺の症状が現れます。
そのため、顔面神経麻痺の治療では、神経の回復が進みにくい原因を把握したうえで、
体がもともと持っている神経の回復力を高めることが大切です。
一時的な薬だけに頼るのではなく、本来の顔面神経の信号が水の流れのように滞りなく伝わる状態を目指すことで、
後遺症をできるだけ残さないことを目指します。
何らかの理由で顔面神経の通り道に損傷が生じたとき、損傷した神経組織の回復を早め、
神経の変性を防ぎ、神経の再生を促すことが治療の要です。